こんにちは、管理者です。
8月末に中小企業診断士 1次試験を受けてきました。
中小企業診断士とは
法律上の国家資格で、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言(コンサルティング)を行う専門家です。
他の士業のように法律で定められた独占業はありませんが、商工会議所・商工会などの公的機関から委託を受けて業務を行うことがあります。また、独立せずに企業内のコンサルティング業務部門で活躍する方も多くいらっしゃいます。
中小企業診断士になるには
中小企業診断士になる(中小企業診断士として登録する)ためには、大きく分けて以下の2パターンのどちらかを満たす必要があります。
パターン1:1次試験合格+2次試験合格+実務補修(※診断実務従事でも可)
パターン2:1次試験合格+養成課程修了
養成課程は6ヶ月から2年間大学等に通学し、中小企業診断士に必要な知識を学び&診断実習を行うコースです。非常に魅力的なコースですが、費用がとても高額(150万~250万円くらい)です。
金融機関などでは養成課程の費用を出してくれるところもあるそうです。うらやましい限りです。
試験制度について
先述の通り、試験は1次試験と2次試験とあります。それぞれの概要は以下の通りです。
1次試験
企業経営に関する7科目について、筆記試験(多肢選択式)が2日間かけて行われます。
初日 | A 経済学・経済政策 B 財務・会計 C 企業経営理論 D 運営管理(オペレーション・マネージメント) |
2日目 | E 経営法務 F 経営情報システム G 中小企業経営・中小企業政策 |
2次試験
診断及び助言に関する実務の事例並びに助言に関する能力について、筆記試験及び口述試験が行われます。筆記試験に合格した人のみ口述試験に進めます。口述試験はほとんどの人が合格するので、論述式の筆記試験が山場です。
筆記 | A 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 I(組織・人事) B 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 II(マーケティング) C 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 III(生産・技術) D 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 IV(財務・会計) |
口述 | 面接による試験 (筆記試験の内容について質問されるとの噂) |
2021年度の試験日程は1次試験が8月21、22日、2次試験 筆記が11月7日、口述が2022年1月23日です。今年は試験制度の見直し、オリンピックがあったので、来年も同じような日程になるのかはわからないです。
その他
・1次試験については科目合格という制度があります。
・2次試験の受験資格ですが、1次試験合格の年とその翌年の2回分与えられるのが基本です。
1次試験結果
1次試験の結果は9月21日に発表されていて、合格することができました。
今は2次試験に向けて勉強していますが、1次試験より何倍も厄介です。
難しいというより、厄介です。
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